竹内弦楽四重奏団は、ハイドン没後200年の2009年に結成された、首都圏の芸術・音楽大学出身者によるアンサンブルです。ウィーン古典派の様式感を重んじた解釈で、弦楽四重奏本来の対話と響きを追求しています。
演奏会のお知らせ
過去の演奏会
以下は過去の演奏会の一部です。なお、2020〜2022年は新型コロナウイルス対策のため、公演を行っておりません。
2023
2019
メンデルスゾーンとシューマン 室内楽コンサート
10月28日(月)19時 アクトシティ浜松
印田千裕 ヴァイオリン
竹内康高 チェロ
早川聡美 ピアノ
メンデルスゾーン:チェロソナタ第1番
シューマン:ヴァイオリンソナタ第3番
メンデルスゾーン:ピアノトリオ第1番
シューマン:ヴァイオリンソナタ第3番
メンデルスゾーン:ピアノトリオ第1番
2018
竹内弦楽四重奏団 TSQ2018浜松 弦楽三重奏コンサート
10月25日(木)19時 アクトシティ浜松
印田千裕 ヴァイオリン
松尾茉莉 ヴィオラ
竹内康高 チェロ
J.B.ヴァンハル:弦楽三重奏のためのディヴェルティメント
モーツァルト:弦楽三重奏のためのディヴェルティメント K.563
ヴァイオリン(原曲ファゴット)とチェロのためのソナタ K.196c
ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲 ト長調 K.423
モーツァルト:弦楽三重奏のためのディヴェルティメント K.563
ヴァイオリン(原曲ファゴット)とチェロのためのソナタ K.196c
ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲 ト長調 K.423
育児休業中のメンバーがいたため、弦楽三重奏のコンサートを行いました。
2017
2016
2016秋の室内楽シリーズ
第1弾「サン=サーンスとドビュッシー」浜松・鴻巣公演
印田千裕 ヴァイオリン
竹内康高 チェロ
早川聡美 ピアノ
第2弾「ヘルツォーゲンベルク/ブラームスの友」浜松公演
印田千裕 ヴァイオリン
竹内康高 チェロ
山田美帆 ピアノ
印田千裕 ヴァイオリン
竹内康高 チェロ
早川聡美 ピアノ
第2弾「ヘルツォーゲンベルク/ブラームスの友」浜松公演
印田千裕 ヴァイオリン
竹内康高 チェロ
山田美帆 ピアノ
知られざるロマン派室内楽/フォルクマンとパリー
2月27日(土)18時 アクトシティ浜松
印田千裕 ヴァイオリン
竹内康高 チェロ
石井園子 ピアノ
チャールズ・ヒューバート・H・パリー作曲 チェロソナタ、ヴァイオリンとピアノのための幻想ソナタ
フリードリヒ・ロベルト・フォルクマン作曲 ピアノ三重奏曲第1番 ヘ長調
フリードリヒ・ロベルト・フォルクマン作曲 ピアノ三重奏曲第1番 ヘ長調
2015
バルギール/クララ・シューマンの弟と友人たちの室内楽
11月8日(日)18時 アクトシティ浜松
Vn 印田千裕、Vc 竹内康高、Pf 山田美帆
ブラームス:チェロソナタ第1番
シューマン、ディートリヒ、ブラームス:F.A.Eソナタ
バルギール:ピアノ三重奏曲第1番
シューマン、ディートリヒ、ブラームス:F.A.Eソナタ
バルギール:ピアノ三重奏曲第1番
クララ・シューマンの異父弟ヴォルデマール・バルギールはクララと親しく育ち、ブラームスとも交流がありました。バルギールのピアノトリオ全楽章はおそらく日本初演。
ドイツ・ロマン派音楽の中心人物はロベルト&クララ・シューマン夫妻である。1853年、ヨアヒムの紹介によりブラームスがシューマン家を訪ね、ロベルトとその弟子ディートリヒとともにFAEソナタを書く。FAE(音名でファ・ラ・ミ)は、ヨアヒムのモットー「自由だが孤独にFrei aber einsam」である。
ドイツ・ロマン派音楽の中心人物はロベルト&クララ・シューマン夫妻である。1853年、ヨアヒムの紹介によりブラームスがシューマン家を訪ね、ロベルトとその弟子ディートリヒとともにFAEソナタを書く。FAE(音名でファ・ラ・ミ)は、ヨアヒムのモットー「自由だが孤独にFrei aber einsam」である。
竹内弦楽四重奏団 TSQ2015浜松
4月19日(日)17時 アクトシティ浜松
モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク
カール・シュターミッツ:ニ長調
シューベルト:第11番(旧9番)ト短調 D173
ヤサント・ジャダン:弦楽三重奏曲ト長調
ベートーヴェン:第2番 ト長調「挨拶」
カール・シュターミッツ:ニ長調
シューベルト:第11番(旧9番)ト短調 D173
ヤサント・ジャダン:弦楽三重奏曲ト長調
ベートーヴェン:第2番 ト長調「挨拶」
今回はト調を中心に、モチーフの関連する選曲です。作曲家たちは先達の作品をよく勉強していることがわかるでしょう。ジャダンはおそらく日本初演。
2014
ゴースト/ベートーヴェンの室内楽
11/16(日)14:30 クレアこうのす
11/24(祝)18:00 アクトシティ浜松
印田千裕 ヴァイオリン
竹内康高 チェロ
早川聡美 ピアノ
全曲ともベートーヴェン
チェロソナタ第3番 イ長調(1808)
ヴァイオリンソナタ第1番 ニ長調(1798)
ピアノ三重奏曲第5番 ニ長調「幽霊」(1808)
チェロソナタ第3番 イ長調(1808)
ヴァイオリンソナタ第1番 ニ長調(1798)
ピアノ三重奏曲第5番 ニ長調「幽霊」(1808)
ベートーヴェンの演奏会はたくさんあっても、ピアノトリオと弦楽器ソナタを並べた企画はあまりない。中期の名曲2曲と初期のヴァイオリンソナタでサンドイッチのようにして、改めてこの大作曲家を味わうと、滅多に国内で味わえない新鮮さが見つかるだろう。
※チラシ背景はメンデルスゾーン自身が描いた風景画
竹内弦楽四重奏団 TSQ 2014東京
3/9(日)18:20 東京オペラシティ 近江楽堂
モーツァルト:ミラノ四重奏曲 ニ長調 K.155
ヴァンハル:弦楽四重奏曲 ヘ長調 Bryan F6
ショスタコーヴィチ:第1番 ハ長調
シューベルト:弦楽三重奏曲 第1番 D471
F.メンデルスゾーン:第2番 イ短調 Op.13
ヴァンハル:弦楽四重奏曲 ヘ長調 Bryan F6
ショスタコーヴィチ:第1番 ハ長調
シューベルト:弦楽三重奏曲 第1番 D471
F.メンデルスゾーン:第2番 イ短調 Op.13
Ist es wahr? 本当? 君があのブドウ畑のそばの小道で僕を待っているというのは。メンデルスゾーンの弦楽四重奏曲第2番のテーマとなる歌曲より。古典派とショスタコーヴィチが隔たっていると感じている人には、ショスタコーヴィチのこの作品には驚くでしょう。
2013
ショパンそしてデンマーク または知られざるピアノトリオ
印田千裕 ヴァイオリン
竹内康高 チェロ
山田美帆 ピアノ
ショパン:チェロソナタ
ニルス・ゲーゼ:ヴァイオリンソナタ第2番
エミール・ハートマン:ピアノトリオ
ニルス・ゲーゼ:ヴァイオリンソナタ第2番
エミール・ハートマン:ピアノトリオ
アクトシティ浜松およびエプタザールにて
ニルス・ゲーゼ(1817-1890)とエミール・ハートマン(1836-1898)について
1836年、エミール・ハートマンの父であるヨハン・ペーター・エミリウス・ハートマン(1805-1900)はデンマークからドイツやパリへ遊学し、ショパンらと親交を結んだ。そしてデンマーク音楽協会を設立し、デンマーク音楽界の中心人物となった。息子のエミールも話すより先に作曲したという逸話もある神童で、作曲家になった。
ゲーゼはメンデルスゾーンとともにライプツィヒで活躍したデンマーク人のヴァイオリン奏者・作曲家で、1848年のプロイセンとデンマークの戦争勃発後にデンマークへ帰国し、父ハートマンの娘と結婚した。つまりエミール・ハートマンとは義理の兄弟でもある。帰国直後の作品であるヴァイオリンソナタはメンデルスゾーンを思わせるような美しい作品。
エミール・ハートマンは父から作曲理論を教わったのちにドイツへ留学し、非常にしっかりとした構成でピアノトリオを書いているが、デンマークの味が出ている作品。父親譲りのフランスの見事な転調も見受けられる。デンマークの作曲家は日本ではあまり聴かれないが、管弦楽も含めてもっと知られてもよいと思う。そうすれば、彼の同時代のブラームスなど有名な作曲家の作品と合わせて、より深く音楽が味わえるに違いない。
1836年、エミール・ハートマンの父であるヨハン・ペーター・エミリウス・ハートマン(1805-1900)はデンマークからドイツやパリへ遊学し、ショパンらと親交を結んだ。そしてデンマーク音楽協会を設立し、デンマーク音楽界の中心人物となった。息子のエミールも話すより先に作曲したという逸話もある神童で、作曲家になった。
ゲーゼはメンデルスゾーンとともにライプツィヒで活躍したデンマーク人のヴァイオリン奏者・作曲家で、1848年のプロイセンとデンマークの戦争勃発後にデンマークへ帰国し、父ハートマンの娘と結婚した。つまりエミール・ハートマンとは義理の兄弟でもある。帰国直後の作品であるヴァイオリンソナタはメンデルスゾーンを思わせるような美しい作品。
エミール・ハートマンは父から作曲理論を教わったのちにドイツへ留学し、非常にしっかりとした構成でピアノトリオを書いているが、デンマークの味が出ている作品。父親譲りのフランスの見事な転調も見受けられる。デンマークの作曲家は日本ではあまり聴かれないが、管弦楽も含めてもっと知られてもよいと思う。そうすれば、彼の同時代のブラームスなど有名な作曲家の作品と合わせて、より深く音楽が味わえるに違いない。
2012
ドイツロマン派 土曜日午後の音楽会
5/26(土)15時 武蔵ホール
比留間(岸本)美奈子 ヴァイオリン
竹内康高 チェロ
遠藤圭子 ピアノ
F.メンデルスゾーン:チェロソナタ第2番 ニ長調 Op.58
ブラームス:ヴァイオリンソナタ第1番 ト長調「雨の歌」
F.メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲第1番 ニ短調
ブラームス:ヴァイオリンソナタ第1番 ト長調「雨の歌」
F.メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲第1番 ニ短調
フランス室内楽 極めつけのコンサート!
12/21(金)19時 アクトシティ浜松
1/19(土)14時半 クレアこうのす
テオドール・デュボワ:チェロソナタ ニ長調
フォーレ:ヴァイオリンソナタ第1番 イ長調
サン=サーンス:ピアノトリオ第1番 ヘ長調
フォーレ:ヴァイオリンソナタ第1番 イ長調
サン=サーンス:ピアノトリオ第1番 ヘ長調
デュボワのチェロソナタは当時のフランス音楽における名品にもかかわらず、ずっとドイツ寄りであった日本では演奏記録すらない。言い換えるとこの後には終楽章のような華麗な転調を伴う作品は世に現れず、まるでバッハが晩年に古いとされたのを連想するが、復活してしかるべき作品であると考える。
→ フランス音楽事情・フォーレについて(解説全文)
→ フランス音楽事情・フォーレについて(解説全文)
竹内弦楽四重奏団 TSQ 2012
10/26(金)19時 アクトシティ浜松 音楽工房ホール
シューベルト:弦楽三重奏曲 変ロ長調 D581
シューベルト:弦楽四重奏曲 ハ長調 D32
ショスタコーヴィチ:第1番 ハ長調
F.メンデルスゾーン:第6番 ヘ短調
シューベルト:弦楽四重奏曲 ハ長調 D32
ショスタコーヴィチ:第1番 ハ長調
F.メンデルスゾーン:第6番 ヘ短調
シューベルトの弦楽三重奏曲 D581には第1稿と第2稿が存在するが、今回は第1稿を基準に演奏する。第1稿は音量指定などが不十分な半面、自由度が高く、両方の自筆譜を見比べる必要がある作品である。シューベルト ハ長調 D32は母が亡くなった時、メンデルスゾーンの第6番は姉が亡くなった時の作品で、ショスタコーヴィチの第1番は長男が生まれた時の作品。三作品に通ずる要素も多い。
2011
竹内弦楽四重奏団 TSQ 2011 全額チャリティ
11/19(土)東京オペラシティ近江楽堂 18:30開演
モーツァルト:弦楽四重奏曲第8番 ヘ長調 KV.168
ハイドン:エルデーディ四重奏曲 第3曲 ハ長調「皇帝」HIII:77
シューベルト:弦楽四重奏曲 ハ長調 D32
F.メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲 第6番 ヘ短調 Op. posth.80
ハイドン:エルデーディ四重奏曲 第3曲 ハ長調「皇帝」HIII:77
シューベルト:弦楽四重奏曲 ハ長調 D32
F.メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲 第6番 ヘ短調 Op. posth.80
チラシ裏にはこの公演から現在まで変わっていないメンバー構成が記録されている。
エルデーディ伯爵に献呈された「皇帝」では、Gott erhalte Franz, den Kaiser(神よ、皇帝フランツを守りたまえ)の頭文字GEFDCから冒頭ソミファレドの音型が成り立つ。120年後にハプスブルク家の没落に伴い、ヴァイマル共和国の国歌に採用され、ドイツ国歌として現在に引き継がれている。
シューベルト ハ長調 D32は各楽章がタランテラ、シチリアーノ、パスピエ、ワルツという古典組曲のような構成。舞曲を知らないと弾けない作品だが、真の評価をいまだに得ていない。メンデルスゾーン第6番はロマン派の弦楽四重奏曲として最高峰の名品。
エルデーディ伯爵に献呈された「皇帝」では、Gott erhalte Franz, den Kaiser(神よ、皇帝フランツを守りたまえ)の頭文字GEFDCから冒頭ソミファレドの音型が成り立つ。120年後にハプスブルク家の没落に伴い、ヴァイマル共和国の国歌に採用され、ドイツ国歌として現在に引き継がれている。
シューベルト ハ長調 D32は各楽章がタランテラ、シチリアーノ、パスピエ、ワルツという古典組曲のような構成。舞曲を知らないと弾けない作品だが、真の評価をいまだに得ていない。メンデルスゾーン第6番はロマン派の弦楽四重奏曲として最高峰の名品。
Save East Japan 室内楽コンサート
12/10(土)アクトシティ浜松 音楽工房ホール 18:30
S. ラフマニノフ:チェロソナタ ト短調
E. ショーソン:詩曲 Op.25
J. ブラームス:ピアノ三重奏曲第1番 ロ長調
E. ショーソン:詩曲 Op.25
J. ブラームス:ピアノ三重奏曲第1番 ロ長調
印田千裕 ヴァイオリン
竹内康高 チェロ
山田美帆 ピアノ
S.E.J(Save East Japan 東日本を救え)にちなみ、S, E, Jの名を持つ作曲家によるプログラム。それぞれの名はセルゲイ、エルンスト、ヨハネスです。入場料は全額を日本赤十字社へ震災義援金として寄付しました。
2010
TSQ 2010
10/29(金)東京オペラシティ近江楽堂 19:00
11/28(日)アクトシティ浜松 17:30
ハイドン:弦楽三重奏曲ト長調 Hob.V:20
ハイドン:太陽四重奏曲第5番ヘ短調 Hob.III:35
ボッケリーニ:弦楽四重奏曲ニ長調 Op.8-1 G.165
モーツァルト:ハイドンセット第6番ハ長調「不協和音」K.465
ハイドン:太陽四重奏曲第5番ヘ短調 Hob.III:35
ボッケリーニ:弦楽四重奏曲ニ長調 Op.8-1 G.165
モーツァルト:ハイドンセット第6番ハ長調「不協和音」K.465
当日配布プログラム(解説・縦長)






















フリードリヒ・ロベルト・フォルクマン(1815-1883)はドイツの作曲家で、メンデルスゾーンのいるライプツィヒで音楽を学び、ロベルト・シューマンとも親しかった。ハンガリーのブダペストに1841年に移住し、ピアノ三重奏曲第1番を作曲したが、すぐには出版せずに無名のままだった。1850年に作曲したピアノ三重奏曲第2番 作品5は彼を訪問したフランツ・リストに絶賛された。のちに若きブラームスと親しくなった。